仙台 七夕まつりの由来とは?仙台だけの特長なども紹介します
七夕まつりと聞くと仙台をイメージする方も多いのではないでしょうか?
よくテレビとかでも取り上げられるので、行ったことがない人でも誰でも知っていると思うのです。
飾りもとても豪華ですごいですよね。
近くで見たら圧巻でしょう。
さて、そんな仙台の七夕祭り、いつから始まったものなのでしょうか?
なぜこんな派手な飾りをつけるのでしょうか。
今回は、仙台の七夕祭りについて詳しくご紹介いたします。
仙台の七夕祭りとは?
仙台の七夕祭りって東北の三大祭りの1つでもあるぐらい代表的なものなのです。
毎年、仙台市で8月6日から8月8日まで3日間だけ開催されています。
去年は、残念ながらコロナ禍で中止になってしまったのですが、今年は無事に行われると良いですよね。
あの独特なとてもきらびやかな飾り、3000本もあるのだそうですよ。すごい数が飾られているのです。
全国から200万人の人が訪れるほど大規模なお祭りになっています。
この仙台の七夕祭りは、遡ること、江戸時代、伊達政宗公が文化の向上を奨励するために始めたのが期限とされているのです。
そのころはたなばたさんと呼んでいました。
元々は、7月6日から7日に七夕祭りをしていたのです。
第1次世界大戦や、不景気などを経験し七夕祭りも寂しいものになってしまったのですが、昭和2年に、不景気を吹き飛ばす意味も含め仙台の商人の間で心意気として、華やかな七夕祭りを復活させたのです。
昭和3年に元々は、旧暦の行事だったのですが、新暦にしたときに日付の月遅れになって、8月6日からの3日間になりました。
ふただび始まった戦争のおかげで、また開催できなくなったのですが、戦後21年に再び仙台の七夕まつりを復活させたのです。
そして翌年の22年に昭和天皇が訪れ、5000本の竹飾りで7色のアーチを作って迎え、それからどんどん七夕まつりに対しての熱意が大きくなり、規模も大きくなって、日本1のスケールを持つ七夕まつりまで発展して現代に至るのです。
仙台の七夕の特長とは?
仙台の七夕まつりの特徴は、毎年新しく作られている豪華絢爛な笹飾りでしょう。8月4日に長さ10メートルの巨大な竹を山から取ってきて、飾り付けの準備をするのです。
飾りは、数ヶ月前から手作りで用意しています。吹流しを5本で1セットとして飾るのが昔からの習わしになっているのですって。
各商店街の飾り付けは、8月6日に金、銀、銅の各賞が発表されてさらに盛り上がるのです。
すごい一大イベントだということがわかりますよね。
飾りもとても重要なポイントで、七夕の飾りは必ず次の7つを用意するのです。
- 短冊
- 紙衣
- 折り鶴
- 巾着
- 投網
- 屑篭
- 吹き流し
これらの飾りが必ず飾られています。それぞれ意味もあり、短冊は学問書道の上達、紙衣は、病気や災難の厄除けと裁縫の上達、折り鶴は家内安全と健康長寿、巾着は商売繁盛、投網は、豊漁、豊作、屑篭は、清潔と倹約、吹き流しは織姫の織り糸の意味が入っているのです。
願いを込めて、この飾りたちが飾られています。
まとめ
仙台の七夕まつりについてお伝えしました。
伊達政宗の頃から始まったと言われている仙台の七夕まつり。
不景気や戦争などを乗り越えて、現代のような七夕まつりまで発展しました。
中心地に飾ってある飾りはとても豪華で、毎年新しいものを作って飾ってあるのです。
それぞれ願いを込めて約3000本の七夕飾りを飾っています。
それぞれ個性的で、いろいろな工夫されて作られている七夕かざり。
ぜひ、訪れてじっくり観察してみてくださいね。
今年の七夕まつりが無事に開催されることを願いつつ。